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花見@京都2010

昨日の日曜日、息子と二人で一年ぶりの京都に行ってきました。


京都に住んでた頃の呑み友達のH子ちゃん達が主催するイベントがある船岡山公園へ。
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この船岡山は標高112mの山というよりは丘と言う感じの場所で、枕草子では清少納言が「岡は船岡」と語っているほど京の町ではメジャーな岡で、応仁の乱では西軍の山名氏が船岡山城を築いてたてこもり、「西軍の陣地」ということでこの辺りを「西陣」と言うようになったわけで、その後この辺りが織物の産地となって「西陣織」の名前が出来たわけなのですが、普段のように播州の歴史を調べているのとは違い、少し調べてみるだけで「京都の地域史」と言うのはそのまま「日本史」になってしまう所が京都の京都たるゆえんなのでしょう。
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この船岡山から東を望む。
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東山連峰ですが、高い山が二つ見えます。左が比叡山で右が大文字山です。
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大文字山の景色をマイブームのジオラマ風にしてみたりして。
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20代を過ごした京都を離れてもうすでに12年になる。今は神戸の山と海の風景が当たり前になってしまったけども、京都の風景も忘れ難い。神戸は「山と海の街」、京都は「山と河の街」なのであると改めて思う。



H子ちゃんのイベントは滞りなく進み・・・
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会場の片隅でみんなアラフォーになったけど、かつては20代だった呑み友達と泥酔する。持参したオカン作のイカナゴの釘煮は好評であった。
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その呑み友達だった数人のうち、男子は全員結婚したが、女子達はみんなまだ独身である事実に根拠のない負い目を感じる。

そして泥酔した我々はダメな大人の集団になり下がる。
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誰一人として背筋が伸びてる者はいない。


一応、泥酔する前に桜の写真は撮った。
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そんなこんなでイベント終了。その後は去年と同じく山ちゃんの家になだれ込む。

その前に山ちゃんの家の近くで懐かしい施設を発見。
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かつて500円で映画が観れた「千本日活」は今だに500円だった。
この時代にそれで生き残れているのは、祇園祭と同格の重要無形文化財にするほどの価値がある。映画の内容は詮索しないように。



18歳から28歳まで10年間住んでいた京都。その当時に毎日何気なく見ていた日常の風景を今見てみると、やはりこの街には神戸にも大阪にも東京にも無い空気がある。
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そこに住んでいる人には当たり前すぎて気付かないだろう。観光客が通らないこんな路地に、いやこんな路地だからこそ存在する歴史の重みがある。

今まで神戸・京都・東京と住んで、大阪でも働いた。「住めば都」でどの街も魅力があると思うけど、やっぱり僕は神戸や京都の「中途半端に都会で一種独特の空気がある」というこんな街が好きだな。
by tako_suke | 2010-04-06 00:05 | 日記
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